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【サイン本】歌集 あやとり

2,750円

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★著者サイン入りです。 人と人を結ぶ糸は永遠だ、って錯覚してしまうのはなぜだろう。 人々の消えゆく言葉と記憶を書き留める、 『砂丘律』『千夜曳獏』に続くコンセプチュアルな最新歌集。 戦争体験者への取材に基づく連作「つぐ」や、 尾張藩主の御巡覧と伴走した「知多廻行録」(アートサイト名古屋城2024出展インスタレーション作品)を含む265首を収録。 【歌集より】 あなたは僕の幽霊に、僕はあなたの幽霊に、雪の手紙を書いていたんだ 言葉ってすっごく永く香るから いま潮風に手帳ふくらむ 伝えねば、否、伝わるような苦痛であってたまるかの、花、渡さねば 生き死にの平野の果ては玻璃の街、月の光をときんときんに散らして 橄欖樹(オリーヴ)の太さは雨の豊かさを ほろんだ竜はかなしかったね もう何も奪わないでくれ 震わせて真冬に洗うひまわり、造花の 君の名に海のあること 風力1、曇りの南の港に覚めて 港まで肩にもたれて ああ、僕ら海や言葉になりたかったんだな 装丁=名久井直子 千種創一 1988年 名古屋生まれ。 2015年 歌集『砂丘律』刊行。 2016年 日本歌人クラブ新人賞、日本一行詩大賞新人賞。 2020年 歌集『千夜曳獏』刊行。 2021年 現代詩「ユリイカの新人」に選出。 2022年 詩集『イギ』、ちくま文庫版『砂丘律』。 2024年 アートプロジェクト「アートサイト名古屋城2024」参加。 著:千種創一 出版社 ‏ : ‎ 短歌研究社 発売日 ‏ : ‎ 2025/4/7 単行本 ‏ : ‎ 198ページ ISBN-10 ‏ : ‎ 4862727980 ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4862727985 寸法 ‏ : ‎ 18.2 x 10.8 x 2.1 cm

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