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★著者サイン入りです。
家族も友達もこの国も、みんな演技だろ――元「天才」子役と「炎上系」俳優。高1男子ふたりが、文化祭で演じた本気の舞台は、戦争の惨劇。芥川賞作家による圧巻の最高到達点。
かれはこの場のぜんぶを呪っている。
それを才能といってもいい。
そして演じるちからに変えている。
「最高に読み応えがあり、かつ唯一無二の印象がある。時代のフロンティアに刺さっている。」――古川日出男(朝日新聞文芸時評)
「間違いなく、作家・町屋良平のキーとなる作品」―山﨑修平(週刊読書人文芸時評)
本心を隠した元「天才」子役・生崎(きざき)と、空気の読めない「炎上系」俳優・笹岡(ささおか)。性格は真逆だが、同じように親を憎み、家族を呪い、そして「家族を大事に」というこの国が許せない。互いの本音を演じあうふたりはどこへ向かうのか――?
「今この国の空気」を生きるすべての人へ問う衝撃作!
「デビューから7年のすべてを投じました」――町屋良平
町屋 良平(まちや・りょうへい)
1983年東京都生まれ。2016年『青が破れる』で第53回文藝賞を受賞しデビュー。19年『1R1分34秒』で芥川賞を受賞。22年『ほんのこども』で野間文芸新人賞を受賞。他の著書に『恋の幽霊』など。
著:町屋良平
出版社 : 河出書房新社
発売日 : 2024/3/14
言語 : 日本語
単行本 : 368ページ
寸法 : 18.8 x 1.5 x 12.8 cm