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翻訳文学紀行Ⅴ

1,210円

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今回は、タンザニア、中国、イタリア、ポーランド、チェコからえりすぐりの作品が寄せられました。 スワヒリ語文学界の革命児E・ケジラハビによる、ある村の老夫婦の人生を描いた切なくも心温まる短編「バレンズィ」。(小野田 風子 訳) 長らく「忠君愛国」の代名詞と見做されていた中国の詩人文天祥の詩に新たな光を当てる「文天祥詩選」。(村田 真由 訳) 現代ドイツ語文学界でネイチャー・ライティングの代表と見做されているエスター・キンスキーが昨年発表した、イタリア・フリウリ州における地震を扱った『ロンボ』。(中村 峻太郎 訳) 1944年、ナチス・ドイツ支配下のワルシャワで起こった市民蜂起に参加したアンナ・シヴィルシュチンスカが、その後30年の重い沈黙を破って執筆した詩『私はバリケードを築いていた』。(山本 悠太朗 訳) 読んでいて思わず背筋がヒヤリとする、現代チェコの人気ミステリー作家ミハエラ・クレヴィソヴァーによるノアール小説「ベター・ライフ」。(家田 恭 訳) 表紙は引き続き有園菜希子によるデザイン。今年のテーマカラーは黒。持ち味の幻想的な雰囲気を活かしつつ、黒い馬と石畳をモチーフにしたシックなデザインとなっています。 出版:ことばのたび社

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