翻訳文学紀行Ⅱ
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翻訳文学紀行Ⅱ

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翻訳文学に手を伸ばす時の心のざわめきは、旅に出かける朝に感じる胸騒ぎと似ている。 見知らぬ世界に旅立つことに対する不安と好奇心。けれど、胸の高鳴りを抑えて表紙を開けば、わたしたちはもう、ニューヨークの摩天楼を見上げ、中東の砂漠でラクダにまたがり、熱帯雨林の先住民族と一緒に焚き火を囲んでいる。しかもその世界はただ水平にのみ広がっているわけではない。物語は、いまや朽ち果て忘れ去られた遠い過去の世界にもわたしたちを導いてくれる。それは時空を超える旅でもあるのだ。 第二号となる今回は、以下のとおり、ユーゴスラヴィア、ルーマニア、朝鮮、グアテマラ、そして、日本の江戸時代の物語を収録。 1.ソーダ瓶いっぱいの故郷  ドイツ語文学(ユーゴスラヴィア)  メリンダ・ナジ・アボニィ 作 『鳩は飛んでいく』[抄訳] 飯島 雄太郎 訳 2. 詩はとめどなく流れる  ルーマニア語文学(ルーマニア)  ルクサンドラ・チェセレアヌ 作 『カリフォルニア、ソメシュ川の畔で』[抄訳] 阪本 佳郎 訳 3. 人は古くて新しい  朝鮮語文学(朝鮮)  李 箕永 作 『古物哲学』 影本 剛 訳 4. 奇妙な世界はすぐ傍に  日本語(古文)文学(日本)  蓮体 編 『礦石集』[巻一より八編] 南郷 晃子 訳 5. 癒えない傷を背負って  スペイン語文学(グアテマラ)  ルイス・デ・リオン 作 『時はシバルバーにて明ける』[第一章] 鋤柄 史子 訳